「1ロット固定」は死への助走。ATRで資金を守るプロの張板

「1ロット固定」は死への助走。ATRで資金を守るプロの張板 46歳からの挑戦ログ(FX手法など)

※これは個人の体験談であり、投資助言ではありません。投資は自己責任で行ってください

よう。コリンだ。

お前、今日も元気に「いつもの1ロット(1万通貨)」で注文ボタンを押そうとしていないか?

チャートもろくに見ず、ボラティリティも確認せず、「俺の資金ならこれくらいが適正だ」と勝手に決めつけて。

悪いことは言わない。その指を止めろ。

その「いつもの1ロット」こそが、お前の口座を静かに、しかし確実に蝕む「死への助走」だと言ったら、お前は信じるか?

「いやいやコリンさん、ロットを固定したほうが計算しやすいし、管理も楽じゃないですか」

…あぁ、聞こえるぜ。かつての俺と同じ甘ったれた寝言がな。

俺もそうだった。

「毎回10万通貨」と決めて機械的にトレードしていた。

平穏な相場ではそれでも勝てた。

だが、ある日突然やってきた「〇〇ショック」級の暴落相場で、普段と同じようにエントリーした俺は、一瞬にして口座の20%を吹き飛ばされた。

なぜだかわかるか?

「波の高さ」が違うのに、「同じ船」で海に出たからだ。

今日は、資金管理の技術編における最重要講義を行う。

それは「ポジションサイジング(適正ロット数の算出)」だ。

思考停止の固定ロットを卒業し、相場の体温計である「ATR(Average True Range)」を使って、プロの張板(資金配分)をマスターしろ。

これができれば、お前はどんな暴落相場でも「かすり傷」で済む鉄壁の防御力を手に入れることになる。

長い講義になるが、電卓片手についてこい。

ここが「ギャンブラー」と「トレーダー」の分水嶺だ。

👉DMM FX PLUSで「ATR資金管理」を実践する(口座開設はこちら)


  1. なぜ「いつもの1ロット」で即死したのか?
  2. 【基礎】固定ロットの正体は「変動リスク」だ
    1. わかりやすく図解しよう
    2. プロの常識は「逆」だ
  3. 相場の体温計「ATR」とは何か?
    1. 天才ワイルダーが残した遺産
    2. ボラティリティを知る意味
  4. 【実践】ATRを使った「死なないロット計算式」
    1. 魔法の公式
    2. 具体的シミュレーション(ここが重要だぞ!)
      1. 【ケースA】凪(なぎ)の相場
      2. 【ケースB】嵐(あらし)の相場
    3. この計算が意味すること
  5. 【ドリル】電卓を出せ!「この相場、何ロット持てる?」
    1. 第1問:ポンド円の殺人相場
    2. 第2問:ドル円の完全凪(なぎ)相場
  6. 【注意】「ユーロドル」を取引する時の落とし穴
    1. 円換算の魔法を忘れるな
  7. 300万溶かしてわかった「固定ロット」の心理的罠
    1. 「面倒くささ」という悪魔
    2. 恐怖の麻痺(ゆでガエル)
  8. DMM FX PLUSで「プロの張板」を再現する手順
    1. 手順1:ATRを一発表示させる
    2. 手順2:スピード注文パネルで微調整
  9. 【応用】ATRは「損切り幅」の決定にも使える
    1. 2ATRルール(ケルトナーチャネルの応用)
    2. コリンからのアドバイス(記事内での補足)
      1. 【エクセル・スプレッドシート用】自動計算シートの作り方
    3. 解説:この計算式でやっていること
  10. よくある質問(Q&A):ATRポジションサイジングの疑問
    1. Q1. 計算している間に、エントリーチャンスを逃しませんか?
    2. Q2. 資金が少ない(10万円以下)ですが、やるべきですか?
    3. Q3. ATRの時間足はどれを見ればいいですか?
  11. まとめ:相場の波に合わせて、サーフボード(ロット)を変えろ

なぜ「いつもの1ロット」で即死したのか?

まずは俺の恥ずかしい失敗談から話そうか。

あれは数年前の冬、とある重要指標発表の直後だった。

当時の俺は「資金300万円に対し、常に30万通貨(レバレッジ約10倍)」という、今思えば狂気のような固定ロットでトレードしていた。

普段のドル円相場は、1日に50pips(0.5円)も動けばいい方だ。

だから、損切りを20pipsに置いても、損失は6万円(資金の2%)。許容範囲内だった。

だがその日、相場は狂っていた。

指標発表とともに、チャートは垂直落下。1分足で50pips、100pipsと暴力的な値動き(ボラティリティ)を見せていた。

俺はいつも通り、「チャンスだ!」と思って30万通貨でロングを入れた。

損切り幅も「いつも通り」の感覚で置こうとしたが、値動きが激しすぎてスプレッドも開き、約定した瞬間にはすでに逆行していた。

結果、どうなったと思う?

一瞬のノイズのようなヒゲで狩られ、滑り(スリッページ)も発生し、確定した損失は60万円

たった1回のトレードで、資金の20%が消し飛んだ。

俺は呆然とした。

「いつもと同じことをしただけなのに、なぜ?」

答えは単純だ。

相場の「ボラティリティ(変動幅)」が普段の3倍以上に膨れ上がっていたのに、俺が「いつもの装備」で戦場に出たからだ。

台風の日に、晴れの日と同じTシャツ一枚で外に出たらどうなる? 死ぬよな。

相場の「天候」が変われば、お前の「装備(ロット)」も変えなきゃいけない。

それを怠ることを、投資の世界では「思考停止」と呼ぶんだ。


【基礎】固定ロットの正体は「変動リスク」だ

いいか、ここから少し論理的な話をする。

多くの初心者が陥る「固定ロットのパラドックス」についてだ。

お前はこう思っているはずだ。

「ロット数を固定すれば、リスク管理ができている」と。

残念だが、それは真逆だ。

「ロットを固定する」ということは、「リスク(損失額)を相場任せに変動させる」ということだ。

わかりやすく図解しよう

ここに2つの相場環境がある。

  1. 凪(なぎ)の日: 1日の変動幅が50pipsの穏やかな相場。
  2. 嵐(あらし)の日: 1日の変動幅が300pipsの荒れた相場。

お前がこの両方で、思考停止して「1ロット(1万通貨)」を持ったとする。

そして、相場の波に合わせて「直近安値」に損切りを置くとしよう。

  • 凪の日: 波が小さいので、損切り幅は-20pipsで済む。
    • 損失額 = 1万通貨 × 20pips = -2,000円
  • 嵐の日: 波が荒いので、ノイズに狩られないためには損切り幅が-100pips必要になる。
    • 損失額 = 1万通貨 × 100pips = -10,000円

見ろ。

同じ「1ロット」なのに、リスク(損失額)が5倍に跳ね上がっているだろう?

これが固定ロットの正体だ。

お前が「ロットを変えない」という選択をしたせいで、お前の財布の中身が減るスピードは、相場の機嫌次第で5倍にも10倍にもなる。

これじゃあ、資金管理なんて呼べない。

ただの運ゲーだ。

プロの常識は「逆」だ

俺たちプロトレーダーは、こう考える。

  • 固定するもの: 損失額(例:常に資金の2%=2万円)
  • 変動させるもの: ロット数(ポジションサイズ)

嵐の日だろうが、凪の日だろうが、負けた時の金額は「絶対に2万円」にしたい。

そのためにはどうするか?

「嵐の日(損切り幅が広い時)は、ロットを小さくするんだ 」逆に、「凪の日(損切り幅が狭い時)は、ロットを大きく張る」

これが「ポジションサイジング」だ。

相場の状況に合わせて、自分の身体の大きさ(ポジション)を伸縮させる。

この柔軟性こそが、お前の資金を守るエアバッグになる。

固定ロットの場合(左)は相場の変動幅によって損失額が大きく変わるが、可変ロットの場合(右)は相場の変動幅に関わらず損失額が一定に保たれることを対比した棒グラフ図解。

相場の体温計「ATR」とは何か?

「理屈はわかったけど、じゃあ『今の相場がどれくらい荒れてるか』なんて、どうやって測るんだ?」

いい質問だ。

そこで登場するのが、今日の主役「ATR(Average True Range)」だ。

天才ワイルダーが残した遺産

ATRは、テクニカル分析の父と呼ばれるJ.Welles Wilder(J.ウェルズ・ワイルダー)が考案したインジケーターだ。

彼は他にも「RSI」や「パラボリック」を作った天才だが、彼自身が「最も重要」と位置づけていたのが、このATRだと言われている。

ATRを一言で言えば、「相場の興奮度(ボラティリティ)を数値化したもの」だ。

  • ATRの数値が高い = 相場が暴れている、ヒゲが長い、変動が激しい(危険)。
  • ATRの数値が低い = 相場が落ち着いている、ローソク足が短い(安全)。

多くのインジケーター(MACDや移動平均線)は「方向(上がるか下がるか)」を示唆するものだが、ATRは違う。

「今、どれくらい動いているか(エネルギーの大きさ)」だけを純粋に教えてくれる。

方向なんてどうでもいい。

俺たちが知りたいのは「今、海がどれくらい荒れているか」だけだ。

ボラティリティを知る意味

日本証券業協会などの用語集を見てもわかる通り、「ボラティリティ(価格変動の度合い)」はリスクそのものだ。

ATRは、この目に見えない「リスクの大きさ」を、具体的な「pips(または円)」という数値で可視化してくれる唯一のツールなんだ。

参考:今後の金融行政の方向性(金融庁長官 談話資料・2025年1月)

参考:レバレッジ比率規制・バーゼルⅢ関連の公的資料

参考:監査・自己資本・レバレッジ比率算定に関する準公的実務資料

リスク管理全般

参考:国際金融規制改革の動向(参議院・立法調査資料)

参考:日本銀行:金融危機後のリスクマネジメントに関する資料

 DMM FX PLUSのチャート画面下部に表示されたATRインジケーター。相場の急変時にATRの数値が跳ね上がっている様子を示すチャート図。

【実践】ATRを使った「死なないロット計算式」

さあ、ここからが本番だ。

中学生でもわかるように、ATRを使った「プロのロット計算式」を伝授する。

これをマスターすれば、お前はどんな相場でも「損失額を固定」できるようになる。

魔法の公式

まずはこの式をノートに書け。壁に貼ってもいい。

$$適正ポジション量 = \frac{許容損失額(円)}{ATRの数値 \times 係数 \times 1ポイントの価値}$$

…おい、逃げるな。

数式が出た瞬間にブラウザを閉じようとしただろ?

大丈夫だ。もっと単純化して、実戦で使える形にする。

俺たちトレーダーがやるべき手順は以下の3ステップだ。

  1. 許容損失額を決める(資金の2%など)。
  2. チャートで現在のATR(または想定損切り幅)を見る。
  3. 割り算をする。

これだけだ。具体的にシミュレーションしてみよう。

具体的シミュレーション(ここが重要だぞ!)

お前の資金が100万円だとしよう。

バルサラの教え通り、1回の許容リスクは2%(2万円)に固定する。

絶対に2万円以上は負けない設定だ。

【ケースA】凪(なぎ)の相場

チャートを見ると、ローソク足は小さく、穏やかだ。

ATRインジケーター(日足や1時間足など、トレードする時間軸)の数値は「0.50(50pips)」を示している。

損切りラインは、余裕を持って「ATRの2倍」の場所に置くのがセオリーだ(後述する)。

つまり、損切り幅は 0.50 × 2 = 1.00円(100pips) とする。

  • 計算:20,000円(許容損失) ÷ 1.00円(損切り幅) = 20,000通貨

答え: この穏やかな相場では、お前は「2万通貨(2.0ロット)」まで持っていい。

【ケースB】嵐(あらし)の相場

指標発表があり、チャートが乱高下している。

ATRの数値を見ると、なんと「2.00(200pips)」まで跳ね上がっている。危険な状態だ。

損切り幅は、同じくATRの2倍で計算する。

2.00 × 2 = 4.00円(400pips) の損切り幅が必要だ。(これくらい広く取らないと、ノイズで即死するからな)

  • 計算:20,000円(許容損失) ÷ 4.00円(損切り幅) = 5,000通貨

答え: この荒れた相場では、お前は「0.5万通貨(0.5ロット)」しか持ってはいけない。

凪相場(ATR低)と嵐相場(ATR高)でのロット数算出シミュレーション比較表。ATRが上がると適正ロット数が下がる反比例の関係を図解。

この計算が意味すること

気づいたか?

  • 凪の日は、2万通貨で攻める。
  • 嵐の日は、0.5万通貨で守る。

ロット数は4倍も違う。だが、もし負けた場合、失う金額は?

ケースA:2万通貨 × 1円 = -2万円

ケースB:0.5万通貨 × 4円 = -2万円

そう、どちらも「-2万円」なんだ。

これが「リスク固定・ロット変動」の真髄だ。

ATRを使ってロットを調整することで、お前はどんな大嵐の中でも、平穏な日と同じ「2万円のカスリ傷」で生還することができる。

これが、プロが退場しない最大の秘密だ。

【ドリル】電卓を出せ!「この相場、何ロット持てる?」

理屈はわかったな。だが、わかった気になって終わるのが一番危ない。
実際にチャートを目の前にした時、3秒で計算できなきゃ戦場では死ぬ。

今から出す3つの問題を、スマホの電卓で解いてみろ。
条件は全て資金100万円、許容リスク2%(2万円)だ。

第1問:ポンド円の殺人相場

  • 状況: ブレグジット関連のニュースでポンドが荒れ狂っている。
  • ATR: 1時間足で「1.50(150pips)」
  • 損切り設定: ATRの2倍(3.00円)

さあ、何ロット持てる?

【答え合わせ】

  • 許容損失 20,000円 ÷ 損切り幅 3.00円(300pips) = 6,666通貨
  • 正解: 0.6万通貨(0.6ロット)

どうだ? 「えっ、たった0.6?」と思ったか?
そうだ。ポンドが荒れている時に1万通貨も持っていたら、お前の2万円は瞬殺されていたってことだ。
この「0.6」という数字が出せた奴だけが、ポンドの殺人相場から生還できる。

第2問:ドル円の完全凪(なぎ)相場

  • 状況: クリスマス休暇中で参加者が少なく、チャートが横ばい。
  • ATR: 1時間足で「0.10(10pips)」
  • 損切り設定: ATRの2倍(0.20円)

さあ、攻めるぞ。何ロットいける?

【答え合わせ】

  • 許容損失 20,000円 ÷ 損切り幅 0.20円(20pips) = 100,000通貨
  • 正解: 10万通貨(10ロット)

見ろ! 普段の10倍も張れるんだ。
相場が静かな時こそ、ロットを張って利益を抜きに行く。これがプロの「メリハリ」だ。
いつもの1万通貨でやってたら、機会損失もいいところだぞ。


【注意】「ユーロドル」を取引する時の落とし穴

ここまで「クロス円(ドル円、ポンド円)」の話をしてきたが、もしお前が「ユーロドル(EUR/USD)」「ポンドドル(GBP/USD)」を触るなら、計算式に一つだけ「修正」が必要だ。

なぜなら、これらは「利益や損失がドルで発生する」からだ。

円換算の魔法を忘れるな

計算式に、「その時のドル円レート」を掛け合わせる必要がある。

【ドルストレートの計算式】
$$ポジション量 = \frac{許容損失額(円)}{損切り幅(pips) \times ドル円レート}$$

例えば、ユーロドルで損切り幅が「0.0050(50pips)」、今のドル円が「150円」だとしよう。

  1. 損切り幅を円に直す:
    50pips × 150円(ドル円レート) = 7,500円(1万通貨あたりの変動額)ではなく…もっと単純に考えよう。 1pipsの価値が変わるんだ。
    • クロス円:1万通貨で1pips = 100円
    • ユーロドル:1万通貨で1pips = 1ドル(約150円)

だから、計算はこうなる。
20,000円 ÷ (50pips × 150円の価値係数)

…面倒くさいだろ?
だからこそ、DMM FX PLUSの「証拠金シミュレーション」機能を使うんだ。
ツールを使えば、通貨ペアごとのややこしい円換算も一発で弾き出してくれる。
「計算ミスで死ぬ」なんてダサい真似はするなよ。


300万溶かしてわかった「固定ロット」の心理的罠

ここまで読んでも、まだこう思う奴がいるかもしれない。

「すごい理屈だけど、毎回計算するの面倒くさくね?」

わかるよ。その気持ち。

俺もそうだった。300万溶かす前の俺は、計算が面倒で、思考停止して「まあ、いつもの10万通貨でいいだろ」と注文を出していた。

「面倒くささ」という悪魔

人間は、脳のエネルギーを使いたくない生き物だ。

「ATRを見て、電卓を叩いて、ロットを入力し直す」

この数秒の手間を惜しむ。

だがな、その「怠慢(たいまん)」の代償として、俺は300万円を払ったんだ。

1回の計算の手間なんて、数秒だ。時給に換算してみろ。

その数秒を惜しんで数十万、数百万を失うのと、どっちが「面倒」なことになる?

恐怖の麻痺(ゆでガエル)

固定ロットに慣れると、もう一つの弊害がある。

「相場の変化に鈍感になる」ことだ。

毎日同じロットで張っていると、今日の相場が普段よりどれくらい危険かを感じ取るセンサーが麻痺してくる。

気づいた時には、ボラティリティが極限まで高まった相場で、無防備な裸のまま立っていることになる。

「面倒だから」で死ぬな。

計算しろ。それがトレーダーの仕事だ。


DMM FX PLUSで「プロの張板」を再現する手順

「でもコリンさん、やっぱり計算は面倒だし、モタモタしてたらチャンス逃しそうです…」

安心しろ。今の時代、便利な道具がある。

俺が使っているDMM FX PLUSなら、このATRの確認から発注までを、呼吸するようにスムーズに行える。

その手順を教えるから、今すぐPCを開いてやってみろ。

手順1:ATRを一発表示させる

まずはチャートに「体温計」を表示させる。

  1. DMM FX PLUSのチャート画面を開く。
  2. 上部メニューの「テクニカル」をクリック。
  3. 「オシレーター」タブの中にある「ATR」にチェックを入れる。
  4. 設定期間は、ワイルダー推奨の「14」(デフォルト)でOKだ。
  5. 「追加」を押せば、チャートの下に折れ線グラフ(ATR)が出る。

これで準備完了だ。

エントリーする前、チラッと下を見るだけでいい。「今のATRは0.2か、じゃあ普段よりロットを積めるな」と一瞬で判断できる。

手順2:スピード注文パネルで微調整

DMM FX PLUSの「スピード注文パネル」は優秀だ。

真ん中にデカデカと「数量(Lot)」があるだろ?

ATRを見て、「今日は危険だ」と思ったら、ここの数字の「-(マイナス)」ボタンを連打してロットを下げる。

逆にチャンスなら増やす。

特筆すべきは、1000通貨単位(0.1Lot単位)で調整できる点だ。(※ミニ専用通貨を選ぶ 例:USM/JPYドル円) 多くの業者は1万通貨単位だが、DMMなら「0.5万通貨」や「1.2万通貨」といった、ATR計算に基づいた「精密なロット調整」が可能だ。

この微調整機能こそが、資金管理の要なんだよ。

DMM FX PLUSのチャート設定画面で、テクニカル指標一覧から「ATR」を選択し、パラメータを「14」に設定しているスクリーンショット。

「毎回電卓を叩くのが面倒」?

だからこそ、操作性の良いツールが必要なんだ。

DMMのUIなら、この調整作業がストレスなく、一連のルーティンとして組み込める。

👉DMM FX PLUSで「ATR」を表示して、適正ロットを知る(口座開設はこちら)


【応用】ATRは「損切り幅」の決定にも使える

ロット計算の話をしてきたが、ATRにはもう一つ、超重要な使い道がある。

それは「損切りラインの決定」だ。

お前、損切りラインを適当に「直近の安値のすぐ下」に置いていないか?

だから狩られるんだよ。相場には「ノイズ」があるからな。

ATRを使えば、そのノイズを回避できる。

2ATRルール(ケルトナーチャネルの応用)

プロがよく使うのが、「ATRの2倍」をバッファ(余裕)として持たせる方法だ。

計算式:

  • 買いエントリーの場合: 損切り価格 = 現在価格 - (ATR × 2)
  • 売りエントリーの場合: 損切り価格 = 現在価格 + (ATR × 2)

なぜ「2倍」なのか?

統計的に、価格が「ATRの2倍」以上逆行することは、単なるノイズではなく「トレンド転換」の可能性が高いからだ。

逆に言えば、ATRの2倍以内の動きは「誤差(ノイズ)」だ。

このルールを使えば、「損切りした瞬間に戻っていった(損切り貧乏)」というあの悔しい現象を、劇的に減らすことができる。

  1. ATRを見て損切り幅(距離)を決める。
  2. その幅と許容損失額(2万円)から、ロット数を逆算する。

これが完璧な資金管理の手順だ。


コリンからのアドバイス(記事内での補足)

「いちいち手計算するのが面倒な奴のために、エクセルに貼るだけの『魔法の呪文(数式)』を用意したぞ。 これをスマホのスプレッドシートに入れておけば、外出先でも3秒で適正ロットが出せる。 ツールを作って保存する。これも立派な『仕事』だ。」

【エクセル・スプレッドシート用】自動計算シートの作り方

エクセル(またはGoogleスプレッドシート)を新規作成し、以下の手順で入力してください。

手順1:1行目に「見出し」を作る

以下の文字を、A1セルから順に横に入力してください。

A1B1C1D1
資金(円)許容リスク(%)現在のATR適正ロット数

手順2:2行目に「数値」を入れる

自分の状況に合わせて数字を入れます。(例:資金100万、リスク2%、ATR 0.50の場合)

A2B2C2D2
100000020.50(ここに計算式)

手順3:D2セルに以下の「計算式」をコピペする

この数式をコピーして、D2セルにそのまま貼り付けてください。

▼ クロス円(ドル円・ポンド円など)用

Excel

=ROUNDDOWN(((A2*(B2/100))/(C2*2))/10000, 2)

▼ ドルストレート(ユーロドルなど)用

※E2セルに「現在のドル円レート(例:150)」を入力してから使ってください。

Excel

=ROUNDDOWN(((A2*(B2/100))/(C2*2*E2))/10000, 2)

解説:この計算式でやっていること

  1. A2*(B2/100): 資金に対する許容損失額(円)を計算。
  2. C2*2: ATRの2倍を損切り幅として設定(2ATRルール)。
  3. /10000: DMM FXなどの「1万通貨単位」に合わせるための調整(1000通貨単位の場合はここを1000にする)。
  4. ROUNDDOWN(..., 2): 小数点第2位まで表示し、それ以下を切り捨て(安全側に倒すため)。

よくある質問(Q&A):ATRポジションサイジングの疑問

ここで、読者からよく届く質問に答えておこう。

Q1. 計算している間に、エントリーチャンスを逃しませんか?

A. 逃してもいい。準備不足で戦場に出るな。

「計算していたらレートが動いてしまった!」…よくある話だ。

だが、それでいい。準備不足のまま飛び乗るリスクに比べれば、チャンスを見送る平和の方が何倍もマシだ。

それに、慣れれば計算なんて3秒でできる。

「資金2% ÷ 損切り幅」これだけの計算だ。スマホの電卓アプリを常に起動しておけ。

Q2. 資金が少ない(10万円以下)ですが、やるべきですか?

A. 当然だ。むしろ少額こそ必須だ。

資金が少ないと、どうしても「早く増やしたい」とハイレバになりがちだ。

だが、少額トレーダーこそ、1回のミスが致命傷になる。

DMM FX PLUSなら1000通貨単位(数千円の証拠金)から調整できる。

「資金10万円、リスク2000円」の設定で、ATRに合わせて「0.2万通貨」や「0.5万通貨」と刻むんだ。

この精密射撃ができるのが、少額口座の強みでもある。

Q3. ATRの時間足はどれを見ればいいですか?

A. お前がトレードする時間足だ。

デイトレードで5分足を使ってエントリーするなら、5分足や15分足のATRを見ろ。

スイングトレードで日足を見るなら、日足のATRだ。

自分が戦うフィールドの「波の高さ」を知る必要があるからな。迷ったら、一つ上の時間足(5分足トレーダーなら1時間足)のATRを見て、大きな環境認識をするのも有効だ。


まとめ:相場の波に合わせて、サーフボード(ロット)を変えろ

お疲れ!長い講義だったな。ついてこれたか?

最後に、今日の要点をまとめるぞ。

  1. 「固定ロット」は思考停止だ。 相場に合わせてリスクが勝手に変わる自殺行為だと知れ。
  2. ATRは相場の体温計。 嵐の日(ATR高)と凪の日(ATR低)を見極めろ。
  3. リスク(損失額)を固定しろ。 そのために、ATRを使ってロット(ポジション)を変動させるんだ。
  4. DMM FX PLUSを使え。 1000通貨単位の微調整とATRの一発表示が、お前の資金管理を支える。

相場という海は、俺たちがコントロールすることはできない。

明日が大嵐になるか、凪になるか、誰にもわからない。

だが、「自分が乗る船の大きさ(ロット)」だけは、俺たちが100%コントロールできる。

大波が来たら、小さな板(小ロット)で乗りこなす。

波が穏やかなら、大きな船(大ロット)でゆったり進む。

そうやって柔軟に形を変えられる奴だけが、この過酷な世界で生き残れるんだ。

「1ロット固定」なんて運ゲーは今日で卒業だ。

ATRという武器を装備して、これからは「事業」としてトレードに向き合え。

さて、これで「資金管理(守り)」の壁はかなり高くなったはずだ。 だが、まだプロになるには足りない技術がある。

次回は、「分割エントリー(建玉操作)」の極意だ。

「自信があるから全力買い!」…それが素人の思考だ。 プロは一発では仕留めない。「打診・本玉・増し玉」と、相場が自分に有利な展開になった時だけ、リスクを積み増していく。

一発エントリーのギャンブル性を排除し、勝つ時だけ大きく張る高等テクニック「ピラミッティング」を伝授する。

PC(DMM FX PLUS)の準備はいいか? ここからが本当の「プロの領域」だぜ。

👉DMM FX PLUSで「ATR資金管理」を実践する(口座開設はこちら)

👉【保存版】46歳社畜の「DMM FX PLUS」完全設定マニュアル。ノートPCで月1万稼ぐ「リハビリ基地」の作り方

サーファーが波の大きさに合わせてサーフボードのサイズを選んでいるイラスト。相場のボラティリティに合わせてロットサイズを変えることのメタファー。