※これは個人の体験談であり、投資助言ではありません。投資は自己責任で行ってください
よう。コリンだ。
お前、自分のトレードを「投資事業」だと言い張るなら、一つ聞くぞ。
お前の会社の「決算書(帳簿)」はどこにある?
「えっと、頭の中で反省してます…」 「なんとなく今月は勝ってる気がします…」
…ふざけるな。
帳簿もつけずにドンブリ勘定で経営している会社が、長続きするわけがないだろう。
それは事業じゃない。
ただの「経営ごっこ(ギャンブル)」だ。
かつての俺もそうだった。
自分の記憶力を過信し、「あの負けは運が悪かっただけだ」「次は大丈夫」と根拠のない自信を持っていた。
だが、口座残高は残酷に減り続けた。
なぜか?
人間の脳は、都合の悪い記憶を勝手に消去するようにできているからだ。
心理学で言う「認知バイアス(確証バイアス)」だ。
お前は「勝った時の快感」だけを鮮明に覚え、「負けた時の恥ずかしいミス」は無意識に忘却の彼方に葬り去っている。 だから、同じ失敗(高値掴み、チキン利食い、無計画なナンピン)を100回繰り返しても気づかない。
今日は、そんな「記憶喪失トレーダー」のお前を、冷徹な経営者に変えるための講義だ。
テーマは「トレード日誌(PDCA)」。
ただの日記じゃない。
自分の弱点をデータで丸裸にし、改善するための「監査レポート」だ。
これを書かない限り、お前のトレード人生はずっと赤字続きのブラック企業のままだぞ。
【心理学】なぜお前は「負けた記憶」を改ざんするのか?
少し学術的な話をしよう。
行動経済学には「後知恵バイアス(Hindsight Bias)」という言葉がある。
結果が出た後で、「やっぱりね、そうなると思ってたんだよ」と記憶を書き換えてしまう脳のバグのことだ。
- チャートが上がった後
「ほら、ここのサポートライン、見えてたんだよな~(嘘つけ、見てなかっただろ)」 - チャートが下がった後
「なんとなく下がる気がしてたんだよな~(嘘つけ、ロングしてただろ)」
日誌(証拠)がないと、脳はこのバイアスによって過去を美化し、「俺は相場が読めている」という万能感(勘違い)を作り出す。
これが一番危険だ。
勘違いしたまま次のトレードに向かい、ロットを上げて即死する。
日誌は、この脳のバグを強制的に修正する「アンチウイルスソフト」なんだ。
「そうなると思ってた」じゃない。「お前はロングして負けた」。
その冷酷な事実を突きつけられるのは、日誌だけだ。
【パラダイムシフト】「反省文」を書くな。「データ」を残せ
まず、「日誌」に対する誤解を解く。
多くの初心者が書く日誌は、ただの「小学生の感想文」だ。
× 悪い日誌(感想文)
「今日はイライラしてエントリーしてしまった。損切りになった。次はもっと冷静になりたい。」
…無意味だ。ゴミ箱に捨てろ。
「次は気をつけたい」という精神論に、再現性はない。
明日も同じようにイライラして、同じように負けるのがオチだ。
○ 良い日誌(監査データ)
プロが残すのは、事実に基づいた「定量データ」だ。
- 日時: 1月29日 16:15(欧州初動)
- 通貨: GBP/JPY ロング
- 根拠: 1時間足20SMA反発 + 直近高値ブレイク
- 結果: -15pips(-15,000円)
- 理由: ブレイクはダマシだった。上位足(4時間足)はレンジ環境だったのを見落としていた。
- 改善: 4時間足がトレンドレスの時は、ブレイク狙いを禁止する。
違いがわかるか?
ここには感情がない。
あるのは「事実(ファクト)」と「対策(アクション)」だけだ。
記録すべき「5つの必須項目」
最低限、以下の5つを記録しろ。Excelでもノートでもいいが、フォーマットを統一しろ。
- エントリー/イグジットの日時と価格: 正確な数字。
- 根拠(セットアップ): なぜそこで入ったか?(例:ダブルボトム、MA反発)
- 結果(pipsと金額): 勝ち負けの事実。
- 感情(メンタル): エントリー前、保有中、決済後の心理状態。(例:焦っていた、自信があった)
- スクリーンショット(チャート画像): これが一番重要だ。エントリーと決済のポイントに矢印を入れた画像を必ず保存しろ。
言葉で100回書くより、1枚のチャート画像の方が、未来のお前にとって最強の教科書になる。

【コピペOK】スマホのメモ帳にこれを貼っておけ
「フォーマットを作るのが面倒くさい」
…わかっている。お前がそう言うと思って、俺が使っている「デジタル日誌のひな形(テンプレート)」を用意した。
Evernote、Notion、あるいはiPhoneのメモ帳でもいい。
これをコピペして、エントリーするたびに埋めていけ。
【トレード記録シート】
■日時: 2025/MM/DD hh:mm
■通貨ペア: [ 例:USD/JPY ]
■売買: [ ロング / ショート ]
1. エントリー根拠(Why?)
- 環境認識: [ 例:4時間足上昇トレンドの押し目 ]
- トリガー: [ 例:15分足ダブルボトム抜け ]
- リスクリワード: [ 例: 1 : 1.5 ]
2. 決済結果(Result)
- 獲得pips: [ 例:+20 pips ]
- 損益額: [ 例:+10,000 円 ]
- 決済理由: [ 例:直近高値到達 / 損切りライン接触 ]
3. メンタル&反省(Review)
- 入る前の気持ち: [ 例:自信あり / 焦りあり ]
- 良かった点: [ 例:計画通りの場所まで待てた ]
- 悪かった点: [ 例:利確が早すぎた ]
■チャート画像
(ここにスクショを貼り付け)
まずはこれを埋めるだけでいい。
これすら書けないなら、そのトレードは「根拠のないギャンブル」だったという証拠だ。
【監査】自分の「悪い癖」をあぶり出す3つの視点
データを溜めたら、週末に「一人監査会(レビュー)」を行う。 ただ眺めるんじゃない。自分の「無意識の悪い癖」をあぶり出すために、以下の3つの視点でデータを尋問しろ。
視点1:時間帯別勝率の罠
「俺、いつも夜に負けてないか?」 データを集計してみると、驚くべき事実が見えることがある。
- 東京時間(9:00-15:00): 勝率60%(レンジ逆張りがハマってる)
- 欧州時間(16:00-21:00): 勝率50%(トレンドフォローでトントン)
- NY時間(22:00-2:00): 勝率20%(ボロ負け)
このデータが出たら、対策は一つだ。
「NY時間は寝ろ」。
それだけで、お前の月間収支は黒字化する。
技術を磨く必要はない。
「負ける時間帯」を排除するだけでいいんだ。
視点2:通貨ペア別損益の偏り
「ポンド円が好きで毎日触ってるけど…」 通信簿を見て愕然とするパターンだ。
- ドル円: +50,000円
- ユーロドル: +30,000円
- ポンド円: -120,000円
お前はポンド円が好きかもしれないが、ポンド円はお前のことが嫌いらしい。
「好き」と「得意」は違う。
データが「ポンド円は疫病神だ」と言っているなら、感情を捨ててリストから削除しろ。
視点3:ロング/ショート比率
「上昇トレンドは取れるけど、下落トレンドはいつも焼かれる…」
人間の脳には「買い」が得意なタイプと、「売り」が得意なタイプがいる。
もしデータが「ショートの勝率が著しく低い」と示しているなら、無理に両方やる必要はない。
「買い専用トレーダー」になればいい。 チャンスは半分になるが、利益は倍になるかもしれないぞ。
DMM FX PLUSの「取引通信簿」が神すぎる件
「コリンさん、言いたいことはわかりますが、Excelに入力するのが面倒で続きません…」
…だろうな。
お前のようなズボラな奴のために、神ツールが存在する。
DMM FX マイページの「取引通信簿」だ。
全自動で「決算書」を作ってくれる
これは革命的だ。 DMM FXでトレードするだけで、システムが勝手にバックグラウンドでデータを集計し、見やすいグラフにしてくれる。
- 勝率、総損益、プロフィットファクター
- 通貨ペアごとの損益グラフ
- 銘柄別の取引比率
- 最大ドローダウン(一番負けた額)
これらが、ログインしてクリック一発で表示される。 自分でExcelにポチポチ入力する必要はゼロだ。
A君の診断事例:コツコツドカン型
例えば、あるトレーダーA君の通信簿を見てみよう。
- 勝率: 80%(めちゃくちゃ高い)
- 平均利益: 1,000円
- 平均損失: -15,000円
- プロフィットファクター: 0.5(赤字)
一目瞭然だ。A君の病名は「コツコツドカン病(損切りできない病)」だ。
勝率は高いが、一度の負けですべてを吹き飛ばしている。 このデータを見せつけられたら、A君も認めざるを得ない。「損切りラインを入れなきゃ死ぬ」と。
この数字が「1.0」以下なら、お前の会社は倒産する
DMM FX マイページの取引通信簿に「プロフィットファクター(PF)」という項目がある。
これは会社の決算書で言えば「黒字か赤字か」を示す、最も重要な数字だ。
PFの計算式
- PF = 総利益 ÷ 総損失
単純な割り算だ。
- PF 1.0以上: 勝ち越し(黒字経営)
- PF 1.0未満: 負け越し(赤字経営)
目指すべき数値
初心者はまず「PF 1.2」を目指せ。
10万円負けても、12万円勝てばトータルプラスだ。
逆に、勝率が90%あっても、PFが0.8ならお前は「コツコツドカン」で死んでいる。
「勝率」なんて飾りだ。偉い人にはそれがわからんのですよ。
プロが気にするのは「PF」だけだ。
週末に通信簿を開いて、PFが「0.9」だったら、来週はロットを落としてリハビリしろ。それが社長の仕事だ。
DMMの取引通信簿は、お前のトレードの「健康診断結果」だ。
数字は嘘をつかない。現実を突きつけてくれる最高のメンターだ。

【実践ドリル】週末PDCAルーティン「一人経営会議」
では、明日からお前がやるべき具体的なルーティンを教える。 トレードを事業にするための「PDCAサイクル」だ。
1. Plan(計画):日曜日の夜
週末の静かな時間に、来週の戦略を立てる。
- 「先週はポンド円で負けすぎたから、来週はポンド円を監視リストから外そう」
- 「重要な指標がある水曜日の夜はノーエントリーにしよう」
2. Do(実行):月曜~金曜
決めたルール(Plan)に従ってトレードする。 この時、必ず「チャートのスクショ」を撮っておくこと。 エントリーした瞬間と、決済した瞬間の2枚だ。
3. Check(評価):土曜日の朝
ここが一番重要だ。 DMMの「取引通信簿」と「撮りためたスクショ」を見返す。
- 「計画通りにポンド円を触らなかったか?」
- 「無駄なエントリーはなかったか?」
- 「なぜここでエントリーしたんだ?(根拠の再確認)」
4. Action(改善):日曜日の夜
評価を元に、来週のルールを微調整する。
- 「ポンド円を外したら収支が安定した。来週も継続しよう」
- 「逆にチャンスを逃した場面もあったから、監視だけは再開しよう」
このサイクルを回し続けること。 最初は面倒かもしれないが、3ヶ月続ければ、お前のトレード精度は別次元になっているはずだ。 「改善なき継続は、ただの寿命の浪費だ。」 この言葉を忘れるな。
【深掘り】トヨタ式「5回なぜ」で真犯人を追い詰めろ
「日誌を見返したら、高値掴みが多いことがわかりました。次は気をつけます」
…おいおい、そこで終わるな。
「気をつけます」で直るなら、警察はいらないんだよ。
なぜ高値掴みをしてしまったのか?
その「真因(ルートコーズ)」に辿り着くまで、「なぜ(Why)」を5回繰り返せ。
これはトヨタ自動車など、世界の一流企業で使われている問題解決手法だ。
実践例:高値掴みをしたケース
日誌に「飛び乗りエントリーで負けた」とある。ここから尋問スタートだ。
- Q1:なぜ飛び乗った?
- A1:急に価格が上がって、置いていかれると思ったから(FOMO)。
- Q2:なぜ置いていかれるのが怖い?
- A2:今週まだ一度もエントリーできてなくて、利益がゼロだから。
- Q3:なぜエントリーできていない?
- A3:自分の得意な「押し目買い」の形が全然来なかったから。
- Q4:なぜ来なかった?
- A4:今週はずっとレンジ相場だったから。
- Q5:じゃあ、どうすればよかった?(真因の特定)
- 結論: 「レンジ相場でトレンドフォローの手法を使おうとしたこと」が原因だ。メンタルの問題じゃない。「環境認識のミス」だ。
対策が変わる
「気をつけます」という精神論ではなく、具体的なアクションプランが見えてくる。
- × 対策:飛び乗らないように我慢する(精神論)
- ○ 対策:4時間足がレンジの時は、PCを閉じて映画を見る(行動ルール)
日誌は書いて終わりじゃない。
こうやって自分を尋問し、真犯人を突き止め、ルールという名の「手錠」をかけるためにあるんだ。
【禁断の奥義】自分の脳を信用するな。「AI監査」で公開処刑されろ
「客観的に分析しろと言われても、どうしても自分に甘くなってしまう…」
人間だもの、仕方ない。
自分の恥部を直視するのは辛いからな。
だから俺は、自分自身で分析することを辞めた。
その代わり、Googleの最新AI「NotebookLM」を専属の監査役に雇った。
これが現代のトレードにおける「最強のソリューション」だ。
手順1:汚いメモを「PDF」にする
iPhoneのメモ帳でも、Notionでも、手書きのノートを撮影した画像でもいい。
1ヶ月分のトレード記録を、とにかく一つのファイル(PDFやテキスト)にまとめろ。
整理なんてしなくていい。情報のゴミ捨て場で構わない。
手順2:NotebookLMに食わせる
Googleの「NotebookLM(無料)」にそのファイルをアップロードする。
こいつは、膨大な資料を読み込んで、内容を完全に理解する「超優秀な秘書」だ。
手順3:チャットで「尋問」する
ここからがクライマックスだ。AIに対して、こう質問を投げかけろ。
「この期間のトレードにおいて、損失が最も大きかった取引の共通点を3つ挙げろ」
「私が『自信がある』と書いている時の勝率は何%か? 逆に『不安』と書いている時は?」
「私のリスクリワードが悪化する時の、心理的・時間的パターンを分析して」
結果:AIは忖度しない
AIは、お前の感情なんて無視して、冷酷な事実を突きつけてくる。
- 「回答:あなたが『取り返したい』と記述した直後のトレードは、100%の確率でロスカットされています。」
- 「回答:金曜日の夜のエントリーは、平均して期待値がマイナスです。やめることを推奨します。」
グウの音も出ない正論で、お前を「公開処刑」にしてくれる。
これこそが、俺たちが求めていた「完全なる客観視」だ。
ツールは使い分けろ
- iPhoneメモ / Notion: 現場での「記録」用(殴り書きでOK)。
- NotebookLM: 週末の「分析・監査」用(思考の整理)。
記録ツールを乗り換える必要はない。
今のメモをそのままAIに投げ込めばいいだけだ。
自分一人で悩むな。AIという「冷徹な外部監査役」を使え。それが令和の勝ち方だ。
よくある質問(Q&A):日誌の悩み相談室
Q1. 負けたトレードを記録するのが辛くて続きません。
A. わかる。だが、そこが宝の山だ。
自分のミスを直視するのは痛い。誰だって自分の恥部なんて見たくない。 だが、負けトレードは「授業料(損失)を払って手に入れた高額な教材」だぞ? 記録せずに忘れるということは、数万円の教材を買って、封も開けずにゴミ箱に捨てるのと同じだ。 もったいないと思わないか? 痛みの中にこそ、成長のヒントがある。
Q2. スマホのメモ帳でもいいですか?
A. 画像が貼れないなら無意味だ。
文字だけで「145.50でロング」と書いても、後で見返した時に「どんなチャート形状だったか」が思い出せないだろう? チャートの形こそが全てだ。
Evernote、Notion、あるいはブログでもいい。必ず「チャートスクショ画像」と一緒に保存できるツールを使え。
面倒なら、DMM FX PLUSを使えば履歴と対するチャート、それを見るだけでもいい。
まとめ:記録する者だけが、記憶を超えていく
天才トレーダーと呼ばれる連中も、最初は全員「記録魔」だった。
彼らは自分の感覚(センス)なんて信用していない。
信用しているのは、積み上げてきた膨大な「データ」と、そこから導き出された「優位性」だけだ。
- 記憶は嘘をつく。 記録だけが真実を語る。
- 反省文はいらない。 定量データを残せ。
- 週末は一人監査会。 PDCAを回して「悪い癖」を外科手術しろ。
- ツールを使え。 DMM FX PLUSの「取引通信簿」は最強の監査役だ。
日誌を書く時間は「労働」じゃない。
未来の利益を生み出すための、最も利回りの高い「投資」だ。
さて、これで「日誌」という最強の監査ツールは手渡した。
だが、第3章はまだ終わらない。むしろ、ここからが一番「生々しい」金の話だ。
次回は、「出金のルール(利益の現実化)」についてだ。
画面上の「口座残高 100万円」を見てニヤニヤするな。
それはまだ「ただの電子データ」だ。
DMMから出金手続きをし、銀行のATMから万札を引き出し、その手で掴んで初めて「金」になるんだよ。
「複利で億を目指します!」なんて寝言は寝て言え。
複利の魔力は認めるが、定期的に利益を抜き、「リアルな生活」を豊かにすることこそが、暴落からメンタルを守る最強の防御壁になる。




